山口市の風水庭園

風水庭園について私見を述べてみます。
我が国で最古の庭園書と言われるのは、平安時代末期に書かれたといわれる「作庭記」です。この中には立石、つまり石を立てる原則や池、滝を作る手法が書かれています。詳しく知りたい方は初心者向けの本「庭師が読み解く作庭記」(小埜雅章 著 学芸出版社)をお読みください。これには四神の言葉が見られます。つまり中国の風水思想が入っているのです。
庭作りというと大名庭園か寺院に優れたものが残っています。8月に愛媛県宇和島市にある元宇和島藩伊達家の天赦園を見てきました。大名庭園というのは殿様が眺めて楽しむものだけの目的ではありません。大名家の子々孫々の発展を願うものです。お家大事ですからね。
必ずといってよいほど陰陽石が配置されています。そして、植えられた樹木にも意味を持たせています。岡山後楽園ではザクロの木。これは実に粒が多いので、子だくさんという思いがあります。
さて天赦園ですが、庭のほぼ中心に陰陽石が配置されていました。
これが陰石です。自然のものかどうかはわかりません。


こちらは陽石です。立派に立っています。


さて、これとは別に三尊石というのを良く見ます。釈迦三尊。真ん中が釈迦如来。向かって左が普賢菩薩、右が文殊菩薩。阿弥陀三尊は、中心に阿弥陀如来、左が観音菩薩、右が勢至菩薩です。薬師如来は左が月光菩薩で右が日光菩薩。これは三尊で強力に守護するという意味があります。下の写真は天赦園の三尊石です。真ん中が大きく立派な石です。左右や小ぶりで、やや内側に向けて置かれています。真ん中の説明文には守護石と書かれています。



7月には京都の東福寺、松尾大社に庭園を見に行きましたが、ここも立派なものです。蓬莱神仙の世界を表した庭園です。庭園を眺めながらどのような意味なのかを考えるのも楽しいものです。
 

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